入国編
空港到着後
飛行機から降りたら、まずは入国審査ゲートへと向かいます。
飛行機を出た直後に札を配っていることがありますので 1枚受け取り、入国審査ゲート前の係員に渡します。(2019年5月にバニラエアーで桃園空港に降りた際に実施されていました。常に行われているかは不明)
ピンボケしてますが、こういう札を渡されます
桃園空港の入国審査は常に混雑していて、審査を受けるまでに 30~1時間ほどかかります。トイレは事前に済ませ、入国カードの不備がないかも確認しておきましょう。
入国審査時には特に質問が行われることはないですが、指紋と写真撮影が行われますので、係員の指示に従って対応しましょう。
入国審査が済んだら預けた荷物があれば受け取り、税関を通って晴れて入国です。(税関も特に大量のお酒やたばこ等といった申請が必要なものを持っていなければ、そのまま通過できます。)
入国後に空港でまずやること
- 現金を入手
- SIM の購入
- 悠遊カード (EasyCard) を購入する
現金を入手
現金はあらかじめ出国前に両替したり、空港内の両替所で両替する方法などがありますが、クレジットカードがあれば、ATM で海外キャッシングで引き出すと、換金よりもレートが良くなります。
キャッシングと言うと抵抗感があるかもしれませんが、帰国後に速やかに繰り上げ返済すれば金利も少額で済むので、トータルでも普通の換金よりもオトクになります。
空港内の ATM
後述の悠遊カード (ICカード) やクレジットカードをメインに使えばそれほど現金を使う機会はありません。ただ、夜市の屋台や町の食堂、個人商店などでは現金しか使えない所もあるので、ある程度は持ち歩いていた方がよいでしょう。
SIM の購入
お金があってもインターネットにつながらなければ何も始まりません。
日本の通信キャリアの海外接続サービスや、海外で使える WiFi ルーターのレンタルと言う方法もありますが、料金は割高で、通信速度・通信量(ギガ)の制限もあり、使い勝手はイマイチです。
そこでオススメなのが現地でのプリペイド SIM の購入。音声通話付きでインターネット接続は基本無制限で 4G回線も使えます。価格も安く、概ね 1日辺り 300円程度。
プリペイドなので追加料金が発生する心配もありません。(期間が過ぎれば自動的に使えなくなります)
ちなみにドコモなどのキャリアで購入したスマートフォンを利用している場合は、SIMロックを事前に解除しておく必要があります。(SIMフリーであればそのまま使えます。)
SIM の購入は日本からでも Amazon で購入することもできますが、台湾の空港の窓口で購入すれば、設定まで行ってくれるので楽です。桃園空港なら、入国審査エリアにキャリアのカウンターが並んでるので、そこで買ってしまうと早いです。
このようなカウンターが並んでいます(写真は実際には Wi-Fi ルーターの受け取り所)
キャリアによる違いはさほどないので、空いているカウンター、または入国後であれば近くの店を選んでよいでしょう。
終了時の手続きなどは不要ですので、滞在日数ピッタリ、もしくは+1日くらいのプランを選ぶとよいでしょう。
SIMのセットから設定まで勝手にやってくれますが、スタッフに電話を渡すことになってしまうので、抵抗のある人は自分でやると伝えるといいでしょう。
SIM のカバーを開けるピンも言えば貸してくれます。(Do you have a pin to open SIM (slot) ? などと言えば通じます)
悠遊カード (EasyCard) を手に入れる
悠遊カードは日本の Suica のような交通系電子マネーで、台北の鉄道、バス、一部のタクシーといった公共交通機関に加えて、コンビニやスーパーといった街のお店での支払いにも使うことができる便利なカードです。
上が悠遊カード。下は高雄の iPASS
Suica と同じく事前にカードにチャージを行い、そこから支払いをしていくプリペイド形式になっています。
支払いのやり取りやお札や硬貨の判別といった煩わしさから解放されるので、移動や買い物がぐっと楽になります。
悠遊カードは MRT(台湾の地下鉄) の駅の窓口や自販機、コンビニのセブンイレブン、ファミリーマート、一部のスーパーマーケットなどで購入することができます。
桃園空港であれば、空港MRTの自販機で購入するのがよいでしょう。(自販機のそばに誘導員がいるので、手助けしてもらえます。)
自販機は日本語表記にもできるので、指示に従えば迷いません
また台北市内に出てからでも MRT の窓口で「I want to buy an easy card.」 (悠遊カードが欲しいです) と言えば出してくれます。
購入には最低 500 NTD のデポジットが必要となります。このデポジット金は窓口に返せば戻ってきますが、チャージすれば繰り返し使えるのでそのまま持っておくのがよいでしょう。(有効期限は最後の利用から 10年です。)
購入直後は利用分の料金はチャージがされていない状態なので、MRT の券売機でチャージを行います。(デポジットはチャージとは別枠です。)
チャージは MRT(地下鉄) の券売機か、街のコンビニで行う事ができます。(バスやタクシーの車内ではチャージできないので注意)
コンビニでは店員さんとのやりとりが必要になるので、不安がある場合は MRT の券売機で行うとよいでしょう。
チャージの仕方は、チャージ機のトレーにカードをおいてから、紙幣を投入します。コインは使えず、お釣りも出てこないので注意が必要です。(入れた紙幣がそのままチャージされます。)
ちなみに、ONE BANK NOTE ONLY と書かれたチャージ機では紙幣 1枚ずつしかチャージができません。
紙幣 1枚ずつしかチャージできないバージョン